投手用グローブは“相棒”である

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こんにちは!
YK BROTHERSの鈴木健介です。

こちらのコラムは
・YK BROTHERSの投手用グローブを検討されている方々
・「投手」というポジションを全うされている方々

に是非とも読んでいただきたい内容になります。

突然ではりますが、
「投手用グローブは取れればなんでも良い」
という言葉を聞いたことがありませんか?

投手をされている皆様、
グローブはどんな存在でしょうか?

このコラムでは投手とグローブについて考えていきたいと思います。


1、はじめに 〜私の現役時代〜


小学校〜大学まで投手でした。


私は小学校4年生からピッチャーをはじめ、
大学4年生までの12年間ずっとピッチャーでした。

バッティング練習も好きでしたが、
点を取られなければ試合に負けない、
いわば投手次第で試合が決まるといっても過言ではない、
責任の大きな投手というポジションが何より大好きでした。

投手とは何者か。


投手はマウンドで相手の打者と戦っているように見えて
実は常に「自分自身」とも戦っています。

思ったように球が走らない日、
なかなかストライクが入らない日、
変化球が思うように曲がらない日、
それでもマウンドに立っている以上投げなければいけません。

どんな時も常にマウンドで共に戦うのがグローブです。

投手にとってグローブとは身体の一部であり、
精神を高めることも落ち着かせてくれる存在でもあり、
勝負の挑むための「戦友」であり『相棒』でもあります。

僕自身は現役時代にメジャーステージというメーカーの
硬式用オーダーグローブを愛用していました。

(高校3年生の夏の甲子園の写真です)

周囲にあまり使っている選手が少なく、
「自分だけのブランド」という気持ちも強くあって大好きなブランドでした。
(といいつつもミズノの硬式用グローブも併用していました)

今も手元に大切に保管しています。

今振り返ってもメジャーステージのグローブが
どれだけ自分を支えてくれたかは計り知れません。

良い時も、悪い時も、試合後は必ずグローブを磨きながら
反省し、そして次の試合にむけて準備をしていました。

グローブの存在を一言で表すとすると
マウンドという孤独な場所に一緒に立ってくれる
いわば「相棒」だと考えております。

2、現役時代に投手用グローブに求めていたこと


僕が現役時代に投手用グローブに求めていたことは大きく分けて3つあります。

①身体の一部としての感覚


まず何よりも自分の手に「フィット」することです。

どこかグローブに違和感があると、フォームにも影響しますし、
メンタル面(特に集中力)にも影響があると考えております。

無意識レベルで自分の思い通りに動かせることが理想です。

そしてグローブは道具ではなく「自分の身体の延長」という感覚が最も重要です。

個人差もありますし、感覚的な部分もありますが、
やはりフィット感は投手のパフォーマンスに直結するものだと思います。


②フィールディングのしやすさ


投手にとってフィールディングは超重要です。
なぜ、重要かと言いますと試合の流れががらっと変わる可能性があるからです。

基本的にバント処理はアウトにして当たり前と考えられます。
投手がフィールディングをミスするのと、
内野手がゴロをエラーするのとでは大きな差があり、
試合の流れをガラッと変えてしまう可能性があります。

故に、投手のバント処理のミスからピンチが広がって
大量失点するというゲーム展開をよく目にすることがあります。

しっかりと開閉ができてゴロをキャッチできること、
ボールの握り変えがしやすいこと、
投げるだけではなく、信頼できる操作性が必要だと思います。

③見た目のかっこよさ


そして最後に、譲れないのが「デザイン」です。

みんながカッコ良いと思わなくて良いので
自分が心から「好き」だと思えることが重要です。

自分の感性や好みに合っていること、これが大前提です。

好きなブランド、好きなカラー、好きなウェブ…
マウンドに上がった時に、「こいつと一緒に戦うぞ」と思えることが
何よりも大切だと考えています。

3、YK BROTHERSが目指す理想の投手用グローブ

第2章で述べたとおり、投手用グローブは
「取れればなんでも良い」「ボールを取るだけの道具」ではありません。

YK BROTHERSの投手用グローブは
次世代の選手たちにとっての“相棒”を目指しています。


最もこだわったのは手のフィット感


YK BROTHERSが1番にこだわっていた部分です。
求めたのは手に入れた瞬間の「安心感」と「信頼感」。

手入れ部分の形状を何度も見直しながら、
フィット感を追求しました。


縦型・横型どちらでも使用可能なオーソドックスな形状


どんなスタイルの投手にも自分の型に育てられる設計を意識しました。
特に大切にしたかったのは「投球の邪魔をしない」グローブです。

自分のフォームに合っていないグローブではパフォーマンスが下がります。
例えば、縦型のグラブが合うフォームなのに横型を使用している選手。

これは横型のグラブを縦型のフォームの選手が使用するという逆も然りです。

これは僕自身の考えですが、
投球フォームは常に試行錯誤しながら改良をするべきだと考えています。

故に「グローブに投球フォームを合わせようとするべきではない」
というのが僕の持論です。

あくまで、自分のフォームに合わせてグラブも対応するべきです。


グローブの「顔つき」にもこだわりました


グローブをぱっと見た時の「形」は非常に重要だと思っています。

一言で言えば「見た目」ですが、「顔つき」とも言えます。
マウンドに立った時に、見た目の力が気持ちを引き締めるグローブ。

ピンチの場面で自分を鼓舞してくれるグローブ。
そんな力が、グローブには存在すると信じています。

自信を持ってマウンドに立ってもらうために、
グローブの形にもこだわりました。

レザーカラーにもこだわっています。
キャメル、ブラック、ワインブラウンは
YK BROTHERS独自でカラーの配合をしています。


4、終わりに


1人でも多くの投手に“相棒”と思ってもらいたい


8月9日の「野球の日」にYK BROTHERS発売開始1周年を迎えます。

そこに向けて、新たな投手用グローブの型を開発中です。

より多くの投手に“相棒”と思ってもらいたいという想いで、
細部まで妥協せずに改良を進めています。

是非8月9日のリニューアルを楽しみにお待ちください。

自分が1番好きなグローブでマウンドに立とう


グローブひとつで、マウンドでの姿勢が変わります。
そう僕は信じています。

自分が心から好きだと思えるグローブで、
マウンドに上がってください。

そして、心から信じられるグローブで、
マウンドを楽しんでください。



YK BROTHERSに興味を持って頂いた方は
公式LINEよりお問い合わせください。


ご連絡をお待ちしております。


2025年4月12日

YK BROTHERS 鈴木健介



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